ポイント貯めてサブ3!市民ランナーのブログ

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【マラソン】スタートブロックにまつわる諸問題・混乱を回避してスタートするには?

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1 はじめに

 みなさんこんにちは。フルマラソンでの自己ベスト更新に向けて頑張っていますか?さて、今回はフルマラソンにおけるスタートブロック問題を取り上げます。年々増加するフルマラソンへの参加者数ですが、スタートから前半部分で生起しがちな混雑が大きな問題となってきています。何故このような問題が生起するのかを書いてみます。

2 スタートブロックとは?

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 上記は、つくばマラソンにおけるスタートブロックの図です。A~Hまでがスタートラインから順に並んでいることがわかると思います。この各ブロックには自己申告した予想フィニッシュタイム順に、ランナーが割り当てられます。当然、速いランナーほど前方ブロックということになります。多数のランナーが参加する大会ほどブロックが細分化される傾向にあります。つまり、スタートブロックとは円滑なレーススタートのためにタイム順にランナーを整列させるための手段なのです。

3 具体的な区分は?

 大会によって明示しているものもあれば、明示されていないものも。つくばマラソンの場合はAブロックは陸連登録者でフル3:15以内、Bブロック以降は一般ランナーで、申告タイム順で概ね30分程度毎に1ブロックを形成しているようです。明示している大会では、次の例のようになっています。

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4 ブロックにまつわる諸問題

(1)虚偽申告?

 ランナー一般に、なるべく前方でスタートしてロスタイムを抑えたいと思うもの。これは、公式記録の取り扱いが一因になっています。日本陸連の規則上は・・・

 公式  グロスタイム:号砲=公式スタート時刻からゴールまでの時間

 非公式 ネットタイム:各ランナーがスタートラインを超えてからゴールまでの時間

 後方ブロックからのスタートでは実際にスタートラインを横切るまでに長時間を要してしまいます。これが数分から、数万人規模のマンモス大会では数十分にも及ぶ場合も。これでは公式記録上は非常に不利になってしまいます。そこで、サブ3.5の実力のランナーでも予想フィニッシュタイムを2:55というように虚偽申告し、Aブロックからのスタートを目論むケースが散見されるようです。

 これの一番の問題点は、ブロック内で走力に大きな差が生じ、混乱を助長する点です。仮にAブロックであればサブ3ランナー以上が多くいます。号砲とともにキロ4分フラット以上で走る集団にキロ5分のランナーがいると大きな速度差が生じ、接触・転倒の危険性が飛躍的に高まります。近年では、東京マラソンのスタートにおいてこれに起因すると思われるドミノ倒し的な接触が報告されており、非常に危険です。

(2)陸連登録至上主義?

 レースによっては陸連登録者が一律Aブロックになることもあると聞きます。陸連登録を行うことは誰でも可能ですし、悪いことではありませんが、同様に、スタート時に周囲の実力と不一致であった場合、接触・転倒のリスクが高まります。本来は公式記録が必要になるレベルのランナーが必要に応じて陸連登録をするであろうことを考慮しての制度だと思われますので、単純に前方に並びたいだけの陸連登録はちょっと違うのかなという気もします。

(3)男女混合の招待選手?

 東京マラソンなどの一部レースでは、各地方大会を勝ち抜いた招待枠の選手が前方に並ぶことも。ただし、この際やっかいなのが男女混合で並ぶことになる場合。女性選手と男性選手では当然タイム差があります。地方大会では女性部門はサブ3前後で3位以内入賞、というものもあります。しかし、このような選手が最前方からスタートすることになった場合、当然周囲は男性の実業団級ランナーがスタートと同時にキロ3級の速度で一斉に迫ってくるわけで「正直、怖い」という声を聞きます。

5 対策

(1)自己申告は常識的に!

 どうか虚偽の申告は止めてください。もちろん、1年間の練成で実力が大幅に向上しているとは思いますが、現実的なタイムを申告すべきでしょう。近年では過去の記録のみを申告してもらい、記録証の添付を義務付けているレースもあります。別府大分マラソンのように、厳密にタイム順にナンバーカードが渡され、タイム順に整列するレースもあります。いずれにせよ、周囲の迷惑になるような行為は慎むべきです。

(2)レース主催者はウェーブスタート導入を!

 一部レースでは、号砲の時間をずらす「ウェーブスタート方式」を採用しています。これによれば、自分のブロックの最前方であればロスタイムが小さくなります。そうすれば前方ブロックに入ることに執着する必要はなくなります。ぜひとも導入レースを増やしてもらいたいものです。

(3)ネットタイムを公式記録に

 グロスタイムではなくネットタイムを公式記録として認めるべきと思います。既に米国のニューヨークシティマラソンシカゴマラソン等ではネットタイムが公式記録として採用されています。確かにトップランナーのみで争う競技マラソンでは、最初にフィニッシュした選手が優勝として認識し易いことはわかりますが、その他大勢の一般ランナーにとってみれば何の意味もありません。ぜひネットタイム導入を検討し、日本陸連の規則を改正してもらいたいものです。別府大分マラソン等のエリート大会も参加資格における対応を検討願いたいものです。

6 おわりに

 Aブロックに仮装ランナーがいて、「こりゃ遅いランナーだな」とその周囲に並ぶことを避けたところ・・・スタート後、そのランナーはエラく速く、2:50切りでゴールした・・・なんて例もありますので、人は見かけで判断してはいけません(笑)。しかし、やはりAブロックのランパン・ランシャツ勢の中に、ロングタイツにクッション性重視の重そうなシューズに、500mlのペットボトルを手に持ってスタートを待つランナーが紛れていたり、レース前の会話で「今日は4時間切れるかな?」なんて会話が聞こえてくると、「それは違うだろ」と感じることも。これではブロック分けの意味がありません。同様に、サブ3レベルのランナーがAブロック最前方をキープしても、2:40台或いはそれ以上のランナーからは残念ながら邪魔な存在になってしまいます。相対的な速度差が如何に緩和され、同スピードの集団を円滑に作れるかが、渋滞や混雑を緩和するためには重要になります。

 結局のところ、ネットタイムが公式になれば、極端な前方スタート志向は緩和されるのでは?と思います。・・・いやむしろ、ネットが公式なら、号砲からだいぶ待って、ひととおりの混雑がバラけた後におもむろにキロ4アンダーで走り始めるのが作戦として成功するかもしれません(笑)。いずれにせよ、スタート直後は接触が起こりやすいもの。くれぐれもイライラして無駄な体力を消費しないように努めましょう。